柔軟な間取りと専用スペース
(2019年09月03日)
(所 敦子記事)
間取りのご要望で多いのが男性は書斎、女性は家事コーナーです。
要するに自分専用のスペースということでしょうか、
お気持ちはとてもよくわかります。
最初のプランで配置してみるものの、繰り返し間取りを詰めていくうちに、
リビング、洗面脱衣室、収納などのほうが重要になり、無くす場合もありますし、
どちらかを設ける、やはりどちらも設けることもあります。
それはお客様によって様々です。
私の父は子供がまだ小さかった頃は父の部屋がありましたが、
やがて子供が二人、三人になるとその個室は子供部屋に変わりました。
それでも必ずあったのがリビングにある父のパーソナルチェアでした。
読書好きの父はいつもそこで本を読んでいました。
家の広さから必然的にそうなったとも言えますが例えそれだけでも、専用の寛ぎのスペースはできるものです。
お子さんによっては中学生になっても高校生になってもリビングで勉強していて、子供部屋は寝るだけという場合もあります。
リビングやダイニングに幅90cm、奥行60cm程度のカウンターを設けるとお子さんは勉強ができますし、
広い家事室が無くても大人も書き物、簡単な縫い物、などフレシキブルに使うことができます。
モノが散らかりやすいリビングには家族それぞれの専用のボックスやカゴを置くのもおすすめです。
片付けが習慣になりモノが収納できて一石二鳥です。