掛ける収納はほどほどに・・・
整理収納コンサルタントの本多さおりさんの本を読んで感じたこと。
やたら掛けている!
・ドアにモノを掛けてしまっている・・・
・冷蔵庫の側面にモノを掛けてしまっている・・・
・玄関ドアに鍵や時計、ハンコを掛けている!
・掃除道具を壁にかけている!
・バッグをリビングの壁に掛けている・・・
と掛けることが大好きな方でした。
建築士としては内装ドアや玄関ドアにモノを掛けることはご遠慮いただきたいなあ・・・
ドアが泣いている・・・
インテリア的に、美観的に残念なことです。
もともとのお住まいが絶対的に収容スペースが不足しているのでしょうね・・・
夫、長男(3)、次男(1)と4人暮らし
だそうです。
納得!
絶対的広さ、収納スペースが不足していますね。
そこで、やむなく編み出したのが掛ける収納なのでしょう。
掛けるのならば物入・クローゼットの中でお願いしたいです。
普段見える範囲でモノがたくさんあると落ち着かない空間となります。
壁面を覆うのは2割以下としたいものです。
Amazonのレビューにも
本多さんは「吊るす」収納は生活になくてはならない物と書かれていますが、本を見ると「ちょっと吊るしすぎ」と思うほどで、これは普通の人が真似する時は少し注意が必要です。
というのも、床置きを避けるために何でもかんでも吊るすと見た目がゴチャゴチャするからです。
だから物を厳選して吊るす必要はあります。
というご指摘がありました。
まさにそのとおりです。
こんなレアケースを本にしてしまって、よくない収納法が広まらないといいのですが・・・
キャスターを付けて収納グッズを床にモノを置いているのも収納スペース不足でしょう。
モノは原則、収納の扉の中に納めたいものです。
本多さおりの名誉のために良い点もたくさんありました。
・収納はゆとりをもたせて、パンパンにしない。
・テプラ、タグで見える化
・とにかく手を動かす
・靴は2足下着は4枚パジャマは2着
・おもちゃの木箱に布団をかけてお休み
など
賃貸で収納スペースが足りない方にはいい本かもしれません。
注文住宅では、あまり収納外にかける収納はおすすめできませんね・・・