居心地のよい家
(所 敦子記事)
先日、テーブルやカウンターにモノを出しっぱなしにしないと書きましたが、
使ったモノを元に戻すことが苦手な人は多く、
そもそもモノの全てに定位置がある暮らしをしている人のほうが稀なのかもしれません。
多少モノが散らかっていても気にならないのは、性格や習慣によるところが大きく関わっているのかなと、
様々なお宅、お客様、友人や家族のお家でそれを感じてきました。
子育て真っ最中、フルタイムでのお仕事、時間に追われる毎日でほっと寛げる場所があること、安らげる時間が少しでもあることこそが居心地の良い家だと思うのですが。。。
料理愛好家(研究家ではなく愛好家)の平野レミさんが、
「子供が小さい時は目が回るように忙しくて家の中はぐちゃぐちゃだった。でも料理が好きで、ご飯作りだけは楽しくできたのよねー」
と明るくお話なさっているのを見て、こういう大らかさはいいなぁと思いました。
私は散らかっていると気持ちが落ち着かない性質です。笑
工作や手芸や絵を描くのが好きな人の部屋は材料や作りかけの作品で常に作業中になるのが当たり前です。
私の母は料理、手芸、手仕事が好きで整理整頓が得意ではありませんでしたが、いつも何かしら作っていました。
以前テレビで見た小説家の方の部屋は資料で溢れかえっていますが、この部屋でいくつもの作品が生まれているのかぁと思わず感心してしまいました。
寝食忘れて何かに熱中するお子さんはその時間を見守り、その情熱を育んで頂きたいと思います。笑
男性は浴室へのこだわりがあるように感じます。そして書斎が欲しいというご要望も多いです。
コレクションが好きなのも男性ですね。それこそ見せる収納で美しく並べて飾ることをおすすめします。
近年は片付け、整理収納の促進(笑)が旺盛で、方法、グッズ、の情報で溢れています。
本やブログを読むと精神論に繋がることも多く、いささか行き過ぎのように感じています。
モノの収納も大切ですが居心地のよい家は人それぞれです。
ご家族皆さんが楽しく暮らすお家が一番です。