収納は多ければ多いほど良い?
(2019年06月11日)
(所 敦子記事)
ご新築の際、部屋が散らからないように、これからモノが増えることを考えて、多くの収納を計画するのは大切なことです。
ところが収納スペースが多ければ多いほどよいか?というとじつはそうではありません。
本当に準備すべきは必要なスペースと使いやすい収納です。
毎日使う「日常のモノの収納」、一年の中で数回出番のある「季節モノの収納」
趣味のモノ、コレクション、思い出の品物など「長期間収納するモノ」
収納するモノはこのように使う頻度が異なります。
それぞれの量はご家庭によって様々で個人差があるので、間取りのプランニングの時には具体的なお話を伺うようにしています。
納戸、小屋裏収納などを設けてモノをしまっても、しばらく経つと何を入れたかわからない。
あまり使うことのないモノのためのスペースになるのはもったいないことです。
収納扉の前にモノが置かれて扉が開かなくなってしまうのは、出し入れがしづらいために本来の使い方がされない残念な収納です。
収納はモノを納めることを重視しがちですが、モノを使う時の出し入れのしやすさが重要です。
そして収納扉を開けて中のモノが一目瞭然で何がどこにあるかわかるのが理想です。
頻繁に使うモノは、出し入れが簡単なほうがいいので、取り出しやすさを優先すると扉が無いほうがよかったり、出して置いておく収納のほうがよい場合もあります。
見える収納です。笑
収納スペースが限られていると、不必要なモノが分別できてお家の中のモノの循環かえって良くなることもあります。
パントリーなどがそうですね。
収納は多いほうが良い!お家が整う!ではありません。
モノの使う頻度、出し入れしやすい場所と方法を考えること。
そしてモノは使ったら元の場所に戻すことを習慣にしましょう。
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