建築基準法レベルでは住宅は倒壊することもある!
(2018年11月12日)
こんにちは。いい暮らしプロデューサー 所です。
熊本地震の検証結果の本を読み返しました。
2000年に改正となった建築基準法の新耐震基準でも倒壊した住宅があります。
原因としては
・1階と2階の壁位置・柱位置のバランスが悪い
原則として、2階の柱の下には1階の柱もしくは壁がないと上からの荷重をスムーズに伝えられずに、
倒壊に繋がります。
・2階に大きなインナーバルコニー
インナーバルコニーの上にも屋根をかけていました。
更に瓦屋根。
2階の荷重が重すぎました。
・筋かいのバランスが悪かった
横揺れに耐えるための筋かい
建築基準法でバランスの規定はありますが、被災した住宅は筋かいの向きのバランスが悪かったです。
隣同士で向きが同じ箇所が何箇所かありました。
いずれにせよ、建築基準法の基準だけでは住宅の倒壊を防ぐことができないことが実証されてます。
これからの新築は
・設計者がより配慮して計画を行う
・費用をかけてでも、木造でも構造計算を行う
・新たな耐震基準を設ける
ことが必要です。
弊社でもさらに体制を整えていきます ⤴⤴⤴
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