LIXIL サッシの宣伝法・・・

(2018年05月13日)

こんにちは。いい暮らしプロデューサー 所です。

省エネの権威、松尾先生のフェイスブックより

 

 

 

LIXILによる樹脂窓攻撃の資料にはかなり巧妙な悪意を感じます。。。

最初に断っておきます。サーモスXは私が5年ほど前にLIXILの技術系の方と一緒にドイツの窓博覧会を見に行った際に改善してほしいことをお伝えした結果、出来た製品です。よって他の全ての樹脂アルミとはレベルが違います。しかし、もう出てから数年が経ちますが、その製品をLIXILはまじめに売ろうという感じがありませんでした。そうしたら最近下記のような非常によろしくない営業が繰り広げられはじめました。せっかくまじめなNさんが開発したサーモスXもこのような悪質なプレゼンが繰り広げられたら可愛そうだと思ったこと、LIXILにはまじめで素晴らしい方、商品もたくさんある。そういった方々、商品を冒涜することになると思ったのであえて書きます。

その中で明らかな間違いと、「その言い方はよくないだろう」という表現、間違っていることを正しく詳細な資料で囲むことで正しく見せかけるような手法等かなり悪質に感じるのでお伝えしておかなければならないと思いました。

・まずは樹脂の耐久性は劣るという刷り込み、耐久性がなかったのはアクリル積層と呼ばれる表面処理をしていない従来型の商品です。これはグラスウールの垂れ下がり写真が未だにボード系断熱材メーカーによって使われている現実と同じ洗脳手法です。そもそも比較対象が間違っているのですがそこにAPW330と書いてはいないので嘘ではありません。しかし、巧妙に今の樹脂窓も駄目だ!となるように仕向けられています。

・紫外線の量がドイツに比べて圧倒的に強いから危険という刷り込み、今の樹脂窓はその日本の紫外線の約300倍の強度を4000時間も照射して試験している。本来LIXILが出している紫外線指数はお肌のUV指標であって工業製品に使われるものではない。完全なだまし。

・中途半端な取り付け方法だと踏みつけたときにたわんでしまうことを目の前で見せつける手法⇒そもそも中途半端な施工をすることが間違いであり見当違いのイメージ洗脳

・枠が小さいことは確かに日射取得率はあがるが、それによって樹脂アルミの方が樹脂窓よりも暖房負荷が小さいというシミュレーション⇒枠の大きさまで計算している燃費ナビで計算してもそのような結果は出ません。自分の都合のいいように計算しているとしか考えられない。

・ドイツのサッシはアルミクラッドだからと言う説明
ドイツの木製サッシは確かにアルミクラッドです。私も木製サッシの場合はアルミクラッドがあったほうが良いと思います。ただ樹脂の場合、まだまだアルミクラッドがついているものは殆どありません。それと、ドイツにあるアルミクラッドサッシは本当に外側のカバーだけがアルミであって大半が木製もしくは樹脂で出来ています。よくもあれだけ性能が違うものをさも自分たちが作っているものと同じように説明できるなと思います。

ここまでの資料を見せられても正確な判断が下せる実務者はほとんどいないと思います。これでもだまされないためには
・最低限の科学的素養
・自分で計算する能力
・客観的に物事を捉える能力
が必要になってきます。窓に限らずこのような営業手法が建材の世界では日常茶飯事です。選択する方も自社のため、お施主様のために勉強する必要があります。

なお、勇気と良心が有る方はシェア願います!

 

販売のためには何をしてもいい???

良識が問われますね。

 

事実が少なからず歪めらている現実・・・

事実を見極める眼を養う必要がありますね。

 

 


ブログ記事メール購読