伝統工法の壁、突破できる?

(2018年03月30日)

 

先日セミナーを拝聴しました、松井先生の著作を読ませていただきました。

セミナーについての記事

伝統工法の住宅の特徴は長持。

3世代は使えます。

 

戦前にそのような家造りの仕組みを作っていた日本の棟梁、大工ってすごいと思います。

戦後に大量供給のために住宅供給公社をはじめ、質より量で簡易に安価に家を作る仕組みができました。

正直言って、家の質は近代になって落ちてしまっていますね。

 

伝統工法は

・構造体 木材の費用がかさむ

・施工できる大工が少ない。

というところがネックでしょうか?

 

家制度が崩壊し、おじいさん世代、お父さん世代、子供の3世代が同居するスタイルはかなり少なくなっています。

子供は結婚すれば、アパート。

子供が生まれれば新しく家を建てる、購入するという形がほとんどです。

 

知り合いでも結婚して親世代の家に同居している方いませんね・・・

 

そこで、伝統工法で長持ちする家を作っても宝の持ち腐れになりかねません。

 

中古住宅の価値をしっかり判定して、移住住替えを促進する仕組みがほしいですね。

 

長持ちする家を建てて、個人の資産ではなく、社会の資産としての考えが普及しないものでしょうかね。

個人主義が幅を利かせている現代では難しそうです。

今の自分達のことより、次の世代のことを考えた住まいづくりはなかなか難しいですね・・・

 

昔だったら、おじいさんが家を建てていたら孫は家を建てる必要はありませんでした。

ある世代がお金をかけて長持ちする家を建てる。

世代ごとに自分の好きな家を安く建てる。

どちらがいいんでしょうね ❓❓❓

 

 

 

 


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