3人の建築家に学ぶ 岩崎俊介先生 伊礼智先生 松井郁夫先生。
こんにちは。いい暮らしプロデューサー 所です。
昨日は建築ソフトのインテグラルさんの東京でのセミナーに参加させていただきました。
弊社では、今年省エネのソフト、エコナビを導入致しました。
とても視覚化されていて、数値だけではなく画像で確認ができるので、とてもいいソフトだと思います。
使いこなして、皆様にお伝えしていきます!
セミナーは両国のビルの一室で200名近くの方が参加!
3人の建築家の先生、岩崎俊介先生 伊礼智先生 松井郁夫先生のおのおの特色のあるお話をうかがいました。
特に、岩崎駿介先生の横浜市での都市計画、国連でのスラム問題担当課長、さらには地球環境を守るための国際協力NGOでの活動、そして、セルフビルド『落日荘』(JIA2011年度環境建築賞最優秀賞受賞)に辿り着かれたというご経験を通して、建築を考えに考え抜いた今回のメッセージは大変貴重なものになると思います。
と言う内容のセミナーでした。
お聞きした話をすこしまとめてみます。
岩崎俊介先生
世界中を飛び回って活躍されて、65歳から8年かけて自宅をセルフビルドされました!奥様とたった二人で、ほとんど他の人の手を借りずにコンクリートの基礎を作り、大口径の柱・梁で素敵な空間を作れています。
そして、81歳の現在も増築工事をされています!
すごいパワー!!!
「建築家も施工に関わることで空間把握力があがる。」という信念をおもちです。
残念ながら、私にはそこまでのパワーがありません・・・
世界を体験されたからこそから来る、空間の作り方、地域・地球を俯瞰した家づくりは学ぶ点があります。
夕日の沈み方で、自然を、地球を体感されています。
私も空を見ることが好きですので、五感で感じることを大切にします。
伊礼智先生
小さな家の先駆者の先生
原点は沖縄のむかしからの家並み・住まいであることがわかりました。
自分の家だけでなく、家と庭のつながり、敷地と街とのつながりを考えた家づくり、とても共感でします。
半屋外空間もいいですね。家の中に木を取り込んでしまったり、ウッドデッキや風を感じるプランニング。
植栽にとてもこっていますので、それなりのお値段はかかるでしょうが・・・
高木を入れないまでも、工夫で低予算でもある程度の庭造り、検討してみます。
天井の高さは2.1mをよく採用されています。
一般的な高さよりかなり低いので、ちょっと勇気が必要ですね。
施主から「天井が低いのでは?」と聞かれたら、「恩師の先生から“気のせいです。”」というといいと言われたという話ですが・・・会場は笑いが起きました。 正直こわい・・・
それでいて、しっかり高断熱にもこだわっていらっしゃるのがすばらしい。
床下エアコンにも取り組んでいらっしゃいます。
もう、高気密高断熱住宅は標準化ですね。
松井郁夫先生
伝統工法を手がけられている先生。
今の一般的な「在来工法」は1950年代から住宅不足のための大量供給のために編み出されたもの。
「在来」という言葉から昔からある工法のようですが、実は新しい工法。
しかも、手間を省くためにあまりよろしくない面も持ち合わせているんですね。
古民家の定義とは
・明治24年の濃尾地震以前の建築
・通し柱と貫・足固めを多用
・胴差・筋交いはない
・接合部に無垢の木の継手・仕口を使う
・金物は使わない
金物は、現在の新築の物件ではアンカーボルトのみだそうです。
伝統工法で建てれば、構造体は数百年の耐久性はあるでしょうから、エコでもありますね.
本当の「古民家」はどれくらい残っているんでしょうね。古民家でしたらリフォーム・リノベーションでさらに寿命を延ばせますね。
先生は2500万円くらいで、伝統工法で新築可能とおっしゃっていました。
ちょっと詳しく情報収集していきたいと思います。
まとめ
もりだくさんの情報・刺激をいただきました。
よく消化して、弊社・私の仕組みの中に吸収していきたいと思います。
先生方、インテグラルさん、ありがとうございました。
帰りの特急は強風の影響で30分ほど遅れましたが、無事水戸に帰ってきました!
ちょっと暖かくなってきましたので、よりアクティブに行動していきたいと思います。
以上、3人の建築家から刺激をいただいた話でした。
それではごきげんよう。